クリニックの内覧会で良い印象を持たれる方法とは?アピール手段も説明

目次

クリニックの開業に当たって、直前に行うのが内覧会です。近年はこれを行うことが普通になっていますが、ただ行えば良いというものでもありません。せっかくお金をかけてやるのですから、目的を達成しなければ意味がありません。ここでは内覧会の注意事項ややってはいけないことなどをまとめます。

 

内覧会とは

クリニックの内覧会って何?

「内覧会」というのは、クリニックを開業する直前に行う、お披露目のためのイベントです。開催する側にとってはどんな病院であるのか、どんな科目が得意なのか、などを知ってもらうためのものです。地域住民の方々に「○○の病気になったらあそこで診てもらおう」と思ってもらうことが主旨です。

内覧会の目的と重要性

基本的に内覧会は「集客」のために行うものです。ですから認知してもらうこと、好感を持ってもらうことこそが重要です。

 

例えば飲食店であれば誰でも気楽に入店できるので、「○○町で△△が開店したらしい!」「ちょっと食べに行ってみよう!」という需要があるでしょう。またコンビニやスーパーであれば、日常の買い物の際に「あの新しい店で買い物してみよう」という動きがあります。その店を見て気に入らなければ何も買わずに帰る自由もありますから、非常に気楽に店内に入れます。

 

しかしクリニックは基本的に「体調を崩した時に行くところ」であり、「用は無いけどちょっと行ってみる」「冷やかしで行ってみよう」ということができません。地域住民にとってそれができるのは「内覧会」だけなのです。

 

内覧会を成功させるために

内覧会の集客

内覧会を成功させるには、まずは地域の方々に足を運んでもらわなければなりません。そのためには有効な告知を行う必要があります。新聞の折り込みチラシやポスティングチラシなどをフル活用しましょう。ポスティングチラシは1カ月前くらいから、できれば何度でも配布しましょう。新聞の折込チラシは2週間程度前に1度行い、開催する週にも入れましょう。

 

もちろん回数を増やすほどお金はかかりますが、当日に人がまばらにしか来ないようでは、寂しい内覧会だった、とネガティブなイメージを与えてしまいます。

 

また、先んじてホームページを作っておき、内覧会の前に把握しておきたい情報を提供しておくことも、足を運ぶ際のハードルを下げてくれます。本格的なホームページ運営は開院してからでも大丈夫ですので、まずは存在をアピールすることが大切です。

来た人に好感を持ってもらう

地域住民の方々に好感を持ってもらうことが目的です。そのために行うことを箇条書きにまとめます。

 

・積極的に声掛けをする

・クリニック側は全員清潔感のある格好を徹底する

・トイレ、洗面所などはこまめに清掃

・スタッフの休憩は一斉に行わず意図的にずらし、接客を中心にする

・天候への対応も必要(雨天であればタオルやマットを用意)

・お祝いをいただいた場合、必ず院長が直接対応し、お礼を述べる

・製薬会社、消耗品販売業者などの対応はほどほどにして、住民への対応を中心に

ストロングポイントをしっかりアピール

医療機関である以上、「体調不良の時に行ってみよう」、と思ってもらってこそ内覧会を開催した意味があります。得意とする診療内容や独自性、アピールできる医療機器など、ストロングポイントを知ってもらいましょう。「○○の診療ならここ!」と記憶してもらえればそれこそが成功です。

 

内覧会当日の注意点とやってはいけないこと

内覧会は「営業の一種」

最もやってはいけないのが、内覧会の目的を踏み外すことです。目的は地域住民に「クリニックを認知してもらうこと」であり、言ってしまえば「営業のなかの一つ」です。地域住民=客であるという気持ちを持ちましょう。ですから内覧会は「地域住民に好感を持ってもらうためのもの」、という意識を無くしてはいけません

院長は「もてなす側」の気持ちでいること

来た人に好感を持ってもらうためには、誰よりも院長自身が「もてなす気持ち」を忘れてはいけません。しかし、院長を「客」と思っている人もいます。製薬会社や医療系の消耗品を販売している会社などにとっては、自社の商品を買ってもらいたいのですから、営業スマイルで近づいてくるはずです。お祝いの言葉をもらってしまうと、祝ってもらう側の立場に立ってしまう人もいますが、これは大きな勘違いです。

地域住民は様子を見に来ている

値域の方々が内覧会に来るのは「様子を見る」ためです。あるいは事前の折り込み広告などで「粗品」や「記念品」「飲食」を告知していれば、それをゲットしに来ていると思いましょう。ですからきちんとクリニックの特徴などを把握することなく帰って行く人がいれば、それは無駄に粗品をばらまいただけ、ということになります。

院長の個性はほどほどに

内覧会で院長自身の個性や趣味などを前面に出そうとする人もいます。それは悪いことではありませんが、基本的に「地域住民に好感を持ってもらう」ことを妨げない範囲で行いましょう。

 

もしご自身の想いが「地域住民のためになることを」というものであれば、それは前面に出してよいと思います。しかしマイナーな個人的趣味の展示をされても、来た人は何とも思わないばかりか「あそこの院長は変わった人だね」と認識されてしまうかもしれません。

終わった後はスタッフをねぎら

内覧会が終わればいよいよ開業です。チームワークを良くするためにも、頑張ってくれたスタッフをしっかりとねぎらいましょう。

 

まとめ

いかがでしたか? 内覧会の目的、開催の意味について理解を深めていただけたことと思います。とにかく目的は集客です。「クリニックの存在を認知してもらうこと」「好感を持ってもらうこと」「ストロングポイントを知ってもらうこと」を忘れないようにしましょう。ストロングポイントをアピールし、内覧会を成功させるためには前述の通りチラシ、ホームページの利用が効果的です。バンラボは、述べ400医院とのお付き合いのノウハウからスムーズな開院のお手伝いが可能です。医院の方向性やストロングポイントを十分に理解したホームページ作や成、内覧会のアドバイスなら、是非お任せください。

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