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クリニック開業前にやっておくべきことを徹底解説!


クリニックの開業に向けてはやるべきことは無数にあります。コンセプトの決定、場所の選択、資金調達、様々な手続きなど、勤務医時代には無関係だった作業が数多くありますから、準備期間を適切に取るべきです。ここでは開業前にやるべきことやそれにかかる時間などを具体的に解説します。

 

開業前に必要な期間

クリニック開業目までにかかる時間は、テナントを利用する場合1年間、戸建てで開業する場合は1年半を見込んでください。

 

以下にざっくりとしたスケジュールを書き出します。

 

① 開業日から1年半~半年前

  コンセプトを決定し、開業する場所、物件を検討する。それらをもとにかかる費用を算出し資金繰りを行う。

 ☆半年前くらいにテナントの保証金や敷金などが発生。

 

② 半年~4ヶ月前

  クリニック内装の検討。業者選定。

 

③ 4ヶ月~3ヶ月前

  工事の契約。医療機器の選定。ホームページ開設準備。

  ☆3ヶ月ほど前に機器購入費、備品購入費が発生。また工事は前金が必要なケースもあり。

 

④ 3ヶ月~2ヶ月前

  内装工事開始。スタッフ募集開始。ホームページ開設。

 ☆ホームページ開設の費用発生。

 

⑤ 2ヶ月~1ヶ月前

  工事完成。医療機器搬入。広告宣伝を実施。スタッフの採用。

  ☆工事費の支払い、広告宣伝費が発生。医療機器はリースであれば現金の必要はなし。

 

⑥ 1ケ月前~当日

  開業届け・保険医療機関申請などの諸手続き。スタッフ研修。備品能納入・レイアウト。広告の徹底。内覧会実施。

 

上記は一例ですが、多くの場合、開業の半年前にはまとまった金額が必要になりますから、それを見込んだ資金調達をする必要があります。

 

開業までの流れとやっておくべきこと

コンセプトメイキング

クリニックを開業する際、「コンセプトメイキング」は最も重要な要素です。コンセプトとは「どんなクリニックにするのか?」という指針です。コンセプトがなぜ必要なのでしょう?病院という業種には飲食店や物品販売のような「目玉商品」「名物メニュー」などが設定しにくいため、患者はそれぞれの病院の違いを把握できません。また、経営側としては「なんでもできます」という主張をしがちで、結果的にぼんやりしたアピールをしがちですが、それもマイナスです。

 

「コンセプト」が明確であれば、他のクリニックと差別化ができます。つまりストロングポイントや注力する部分を明確にすることがコンセプトの役割です。

 

例えば、「アットホームなクリニック」であることをメインコンセプトとしましょう。しかし、予算を抑えるため居ぬきの古いクリニックに入居し、内装はくすんだ白一色、親しみやすいロゴマークもなく、スタッフはみな不愛想、院長は上から目線で説教口調、これではコンセプトとは全く異なっています。このようなクリニックでは、たとえ医療の技術は確かでも、集患が上手くいかないのは目に見えています。

 

コンセプトとは、医師やスタッフの行動指針となり、内装やインテリアを選ぶ基準にもなります。また、都市部で開業するのか住宅街を選ぶのか、といった細部までを決定するものでなければ意味が無いのです。ですからコンセプトメイキングは、1日2日で簡単に済ますのではなく、満足が行くまで時間をかけて取り組みましょう。

開業場所の選定

開業場所は慎重に決めましょう。経営者が住んでいる地域の近くや、出身地域などを選ぶケースが多いですが、安易に決めるのはNGです。以下の3点は必ず確認しましょう。

 

・一定以上の人口がある地域か、また人通りがある場所か

 住宅地で開業する場合、集患の対象は半径500メートル以下と言われています。その範囲内で診療時間内に5000人の人間が存在していなければ利益を上げることは困難です。

 

・競合するクリニックの有無

 ライバルとなるクリニックがある場合上記のエリア内の住民を取り合う形になるので、要注意です。

 

・将来的に人口減少しそうな場所ではないか

 近くに一定の人口があっても、それが老朽化した団地であったりしないか注意しましょう。クリニックの周辺の住民が減るというのは患者数が減るということです。

資金調達

コンセプトに沿って開業する場所を決めたら、資金調達の準備を行いましょう。項目1にも記載していますが開業の半年前にはまとまった金額が必要になりますから、時期を見据えた準備が必要です。

 

銀行などの金融機関から融資を受ける場合は、事業計画書などの書類提出も伴いますので、早めの準備を心がけましょう。

宣伝や求人

開業の3ヶ月から4ヶ月前には宣伝広告や求人に目を向ける必要があります。

 

・宣伝広告

工事期間中に周辺住民はそこにクリニックができることを気にしています。関心があるということは既に集患のチャンスと考えましょう。開業の3ヶ月前にはホームページを開設し、見える場所にURLを記載しておけば関心が途切れることなく継続できます。現在は多くの人が情報検索してから行く病院を選ぶ時代になっていますから、ホームページは集患のための重要なツールです。しっかりと費用をかけて、コンセプトに沿ってストロングポイントを主張するものを作りましょう。

 

・求人

求人も余裕をもって行い、可能な限り良い人材を選びましょう。患者は細かい技術の差はわかりません。医師や看護婦の人柄、態度はリピーターを作るための大きな要素です。

 

開業時に注意すべきポイント

勤務先の退職について

勤務している病院を退職する時期についてはいろいろ難しい判断はありますが、開業の半年前には退職の意思を示しましょう。実際の退職は開業の1ヶ月前から2ヶ月前を目安としましょう。

季節を考慮する

良いスタートを切るためには開業月からしっかりと集患することが重要です。科目ごとに患者が多い時期は異なりますから、季節を踏まえた開業をしましょう。内科なら風邪やインフルエンザが増える冬には認知されているように、秋に開業することをお勧めします。耳鼻科なら花粉症のピークである春、皮膚科なら肌トラブルが増える夏の前が良いでしょう。

 

まとめ

開業までの必要な期間や決めるべき項目にについて、知識を深めていただけたことと思います。開業に向けては様々な工程がありますから、早い段階でしっかりと必要項目を認識し、一つ一つ確実に済ませていきましょう。コンセプトメイキングや市場調査、場所の確定などはどれも時間をかけるべき作業です。納得が行くまで検討し、余裕をもって開業できるようにしましょう。バンラボは、多くの人がつまずきやすいクリニック開業時のポイントを丁寧にアドバイス。同時期に開院するクリニックと差をつけたいとお考えなら、是非ご相談ください。

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